「あの子たち、もう卒業か…」
異動で離れた学校の卒業式が近づくと、ふとそんな思いが頭をよぎることはありませんか?
初めて担任を持ったクラス、苦楽を共にした子どもたち。たとえ今は違う学校にいても、教え子への思いは簡単には消えないものですよね。
「卒業おめでとう」の気持ちを届けたい。でも、いざ祝電を送ろうとすると、こんな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
「そもそも元担任が祝電を送っても大丈夫?迷惑にならない?」
「いつ届くように手配すればいいの?」
「何を書けば子どもたちに喜んでもらえるだろう…」
こんにちは。元小学校教員の筆者です。私自身、異動後に「教え子たちの門出を祝いたいけど、どうすればいいんだろう」と悩んだ経験があります。その時に調べたことや実際にやってみた経験をもとに、この記事を書きました。
この記事では、祝電を送る際のマナーから、すぐに使える文例50選、手作りと電報サービスの比較まで、元担任として知っておきたい情報をすべてまとめています。読み終わる頃には、自信を持って教え子たちへ「最高のおめでとう」を届けられるようになっているはずです。
元担任からの祝電は迷惑?いいえ、想像以上に喜ばれます
「わざわざ祝電を送るのは大げさかな」「前任校に余計な手間をかけてしまうのでは」と遠慮してしまう先生も多いかもしれません。でも、結論から言うと、元担任からの祝電は卒業式の現場でとても喜ばれるものです。その理由を、受け取る側それぞれの立場から見てみましょう。
卒業生にとっての価値
小学校6年間の中で出会った先生の中でも、担任の先生は特別な存在です。毎日顔を合わせ、一緒に笑ったり、時には叱られたり。そんな先生が、離れた場所からわざわざお祝いのメッセージを届けてくれる。これは子どもたちにとって「自分たちは忘れられていない」「大切に思われている」と実感できる、とても嬉しい出来事なのです。
中学校という新しい環境に不安を感じている子も少なくありません。そんなタイミングで届く「先生はいつでも応援しているよ」というメッセージは、前に進む勇気を与えてくれます。
保護者にとっての価値
保護者の立場からすると、異動後も我が子のことを気にかけてくれている先生の存在は、純粋に嬉しいものです。「あの先生は本当に子どもたちのことを大切に思ってくれていたんだな」と、改めて感謝の気持ちを抱く方も多いでしょう。学校や教員への信頼感にもつながります。
前任校の先生方にとっての価値
卒業式の会場には、来賓や在校生からの祝電が並びます。その中に元担任からのメッセージがあると、式典に温かみが加わります。「この子たちは、こんなに多くの人に見守られて成長してきたんだ」という雰囲気が生まれ、卒業式全体がより心に残るものになるのです。
「送らない」という選択もありです
ここまで祝電を送ることの良さをお伝えしてきましたが、一つ大事なことをお伝えしておきます。元担任だからといって、必ずしも祝電を送らなければいけないわけではありません。
年度末は現任校の業務で忙しく、とても余裕がないこともあるでしょう。担任した期間が短かった、あまり思い入れがないクラスだった、ということもあるかもしれません。そういった場合に無理をして祝電を送る必要はありません。
祝電は「送りたい」という気持ちがあってこそ意味があるものです。義務感だけで送ったメッセージは、どこか形式的になりがち。「本当にこの子たちの門出を祝いたい」と心から思えるなら送る、そうでなければ送らない。どちらの選択も間違いではありません。
祝電を届ける2つの方法|手作りと電報サービスの違い
祝電を送ると決めたら、次に考えるのは「どうやって届けるか」です。方法は大きく分けて2つあります。自分で作る「手作り祝電」と、業者に依頼する「電報サービス」です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
手作り祝電のメリットと作り方
手作りの最大の魅力は、気持ちがダイレクトに伝わることです。「わざわざ手間をかけて作ってくれたんだ」と受け取った側に伝わりますし、オリジナリティを出すこともできます。コストも画用紙やシール代など数百円程度で済むので、経済的な負担も少ないです。
一方で、デザインや文字の見栄えを考える必要があり、ある程度の時間と手間がかかります。デザインセンスに自信がない方は少しハードルが高く感じるかもしれません。
具体的な作り方のコツをいくつか紹介します。
台紙には、A4やB4サイズの色画用紙がおすすめです。桜色やクリーム色、若葉色など、お祝いの場にふさわしい淡いパステルカラーを選ぶと上品な印象に仕上がります。厚紙は重量があって壁から剥がれやすくなるので避けたほうが無難です。
文字はパソコンで作成して印刷するのが読みやすくておすすめです。フォントは教科書体や丸ゴシック体など、堅すぎず柔らかい印象のものを選びましょう。もちろん、手書きに自信があるなら心を込めて書くのも素敵です。
装飾は凝りすぎないことがポイントです。100円ショップで手に入るクラフトパンチで桜やクローバーの形を抜いて散らしたり、和紙や千代紙を四隅に貼ったりするだけで、十分華やかになります。無料のイラスト素材サイトから卒業式らしいイラストをダウンロードして印刷するのもいいでしょう。ただし、立体的な装飾や大きすぎる飾りは、他の祝電と並べて掲示する際に邪魔になることがあるので控えめに。
電報サービスのメリットと選び方
「忙しくて手作りする時間がない」「でもきちんとした形で届けたい」という場合は、電報サービスが便利です。スマホやパソコンから数分で申し込みが完了し、洗練されたデザインの台紙に印刷されたメッセージが届きます。文例も豊富に用意されているので、文章を考える手間も省けます。
費用は台紙のデザインによりますが、シンプルなものなら2,000円から5,000円程度が相場です。手作りに比べるとコストはかかりますが、その分クオリティは保証されます。
サービスを選ぶ際のポイントをいくつか挙げておきます。
まず、台紙はシンプルなものを選びましょう。ぬいぐるみ付きやオルゴール付きなど豪華な電報もありますが、学校で掲示するには不向きです。A4サイズの紙タイプや、二つ折りのカード型がベストです。
料金体系も事前に確認しておきましょう。多くのサービスは「台紙代+メッセージの文字数」で料金が決まります。文字数制限や超過料金のルールを把握しておくと安心です。
そして、配達日時の指定ができるかどうかは必須チェック項目です。後述するマナーの関係で、届く日をコントロールできることは非常に重要です。
代表的なサービスとしては、NTT東日本・西日本のD-MAILが最もポピュラーで安心感があります。Webから24時間申し込み可能です。VERY CARD(ベリーカード)は比較的リーズナブルで、おしゃれなデザインの台紙が揃っています。For-Denpo(フォー電報)は有名デザイナーによる台紙など、デザインにこだわりたい方におすすめです。
これだけは守りたい|祝電を送る際の基本マナー
せっかくの祝電が、知らず知らずのうちに迷惑になってしまっては残念です。ここでは、祝電を送る際に押さえておきたいマナーを詳しく解説します。
届くタイミングは「卒業式の2~3日前」がベスト
祝電は、卒業式の2~3日前の平日、日中に届くように手配するのが理想的です。
なぜこのタイミングなのか。卒業式の前日は、学校にとって準備の最終段階です。体育館の設営、当日の進行確認、リハーサルなど、職員室は非常に慌ただしくなります。このタイミングで祝電が届くと、掲示場所の調整や他の祝電との並べ替えなど、余計な作業が発生してしまいます。
かといって、早すぎても問題があります。他の郵便物に紛れてしまったり、保管場所に困ったりする可能性があるからです。2~3日前であれば、担当の先生が余裕を持って内容を確認し、最適な場所に掲示する時間を確保できます。
まずは卒業式の日程を正確に把握しましょう。確実なのは、前任校の同僚や管理職(教頭先生など)に直接問い合わせる方法です。それが難しければ、市区町村の教育委員会のウェブサイトで式典日程が公開されていることもあるので確認してみてください。
写真や内輪ネタは使わない
「クラスの集合写真を添えたら喜ぶかな」と思うかもしれませんが、祝電に写真を使うのは避けたほうが賢明です。
理由は、あなたが異動した後にクラスへ転入してきた児童がいる可能性があるからです。その子が、自分だけが写っていない写真や、知らない先生との思い出話で盛り上がる同級生を見たとき、どんな気持ちになるでしょうか。疎外感を与えてしまうかもしれません。
また、個人が特定できる写真を本人の許可なく掲示することは、個人情報保護の観点からも望ましくありません。
同様に、特定の児童だけが分かるような内輪ネタも避けましょう。「あの時の〇〇事件、面白かったね」のような書き方は、当事者以外の子にとっては意味が分かりません。卒業生全員が同じように晴れやかな気持ちになれるよう、全員に向けたメッセージを心がけてください。
事前連絡は必要?
基本的に、祝電を送ることを事前に連絡する必要はありません。サプライズで届くからこそ喜びも大きいですし、わざわざ連絡するのは少々大げさに感じられることもあります。
ただ、より丁寧に対応したい場合や、確実に届いてほしい場合は、軽く一報入れておくのも一つの方法です。
前任校に親しい同僚がいれば、連絡を取る機会に「今度、卒業のお祝いに祝電を送らせてもらうね」と伝えておくといいでしょう。受け取る側も心づもりができます。
特に親しい同僚がいない場合は、教頭先生などに電話で「元〇年〇組担任の〇〇です。ささやかですが卒業生へ祝電を送らせていただきたいので、よろしくお取り計らいください」と伝えると、非常に丁寧な印象になります。
必須ではありませんが、こうした一本の連絡が、前任校との良好な関係を維持することにもつながります。
複数の元担任で連名にする場合のポイント
同じ学年を複数年担当した先生同士や、学年団として関わった先生方と連名で祝電を送るケースもあります。この場合、いくつか気をつけたいことがあります。
まず、取りまとめ役を決めましょう。誰がメッセージを考え、誰が手配するのかを明確にしておかないと、「誰かがやってくれるだろう」と思っているうちに卒業式が終わってしまった…という事態になりかねません。
メッセージの内容は、取りまとめ役が案を作成して他のメンバーに確認を取る形がスムーズです。全員で一から考えようとすると、なかなかまとまりません。
差出人の書き方は、「元〇学年担任一同」のようにまとめるか、「〇〇 〇〇、〇〇 〇〇、〇〇 〇〇」と全員の名前を並べるか、どちらでも構いません。ただし、名前を並べる場合は、異動した順や年齢順など、何らかの基準で順番を決めておくとトラブルを避けられます。
費用の負担方法も事前に決めておきましょう。割り勘にするのか、取りまとめ役が立て替えて後から精算するのか、はっきりさせておくとスムーズです。
心に届くメッセージの書き方と文例50選
いざ書こうとすると、何を書けばいいか分からずペンが止まってしまう…。そんな方のために、基本の構成からすぐに使える文例まで、たっぷりご紹介します。
メッセージの基本構成
どんなメッセージも、基本的には3つのパートで構成されています。この流れに沿って考えると、まとまりのある文章が書けます。
最初は「お祝いの言葉」です。「ご卒業おめでとうございます」「卒業生の皆さん、おめでとう」など、ストレートにお祝いの気持ちを伝える導入部分です。
次に「具体的なメッセージ」。ここがメインの部分です。卒業生との思い出、成長を喜ぶ気持ち、これからの中学校生活へのエールなど、伝えたい内容を具体的に書きます。
最後は「未来へのエールと結び」。「皆さんの輝かしい未来を応援しています」「大きく羽ばたいてください」など、明るい未来を願う言葉で締めくくります。
避けたほうがいい表現
メッセージを書く際に気をつけたいNGポイントもあります。せっかくの祝電が台無しにならないよう、以下の点に注意してください。
説教じみた言葉は避けましょう。「中学校ではもっと勉強しなさい」のような上から目線の表現は、お祝いの場にふさわしくありません。
プレッシャーを与える言葉も控えめに。「先生はいつでも君たちを見ていますよ」は、人によっては重荷に感じることがあります。
ネガティブな言葉も不要です。「辛いこともあるだろうけど」「苦しい時は」など、未来への不安を連想させる表現は避け、希望に満ちた言葉を選びましょう。
特定の子を比較したり名指しで褒めたりするのもNGです。「〇〇君はリーダーとして頑張った」のような表現は、他の子どもたちの気持ちを考えると避けるべきです。
【感動系】じっくり伝えたいメッセージ10選
ご卒業おめでとうございます。6年前、期待と不安を胸に校門をくぐった皆さんの姿が、昨日のことのように思い出されます。たくさんの壁を乗り越え、心も体も大きく成長した皆さんは、私の誇りです。中学校でもそのしなやかな心で、多くのことを学び、吸収してください。皆さんの輝かしい未来を心から応援しています。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんと過ごした〇年生の一年間は、私にとってかけがえのない宝物です。運動会で流した汗、合唱コンクールで心を一つにした歌声、教室での何気ない会話。その全てが、今も鮮やかな思い出として心に刻まれています。これからも仲間と支え合うことの素晴らしさを忘れず、自分のペースで着実に歩んでいってください。
希望に満ちた春、ご卒業を心よりお祝い申し上げます。皆さんが小学校生活で蒔いた努力の種は、知識や友情という美しい花を咲かせましたね。これからは中学校という新しい大地で、さらに大きな夢の花を咲かせることでしょう。悩むこともあるかもしれませんが、皆さんにはそれを乗り越える力が備わっています。自信を持って、前へ進んでください。
ご卒業おめでとうございます。6年間で、数えきれないほどの「できた」を積み重ねてきましたね。逆上がりができた日、九九を全部覚えた日、友達と仲直りできた日。その一つひとつが、今の皆さんを作っています。これからも「できた」の喜びを胸に、新しい世界へ大きく羽ばたいてください。遠い場所から、皆さんの挑戦をいつも応援しています。
卒業生の皆さん、晴れのご卒業、誠におめでとうございます。皆さんと共に学んだ日々は、笑いと発見に満ちた、かけがえのない時間でした。これから皆さんが歩む道は、無限の可能性に続いています。周りの人への感謝の気持ちを忘れず、自分の力を信じて、夢に向かって力強く進んでください。またいつか、成長した皆さんに会える日を楽しみにしています。
ご卒業おめでとうございます。ランドセルがあんなに大きく見えた入学式から6年。今、凛々しく卒業証書を受け取る皆さんの姿を想像して、胸が熱くなります。皆さんが仲間と協力して作り上げた学芸会は、今でも私の心に残る最高の舞台です。中学校でも、一人ひとりが持つ素晴らしい個性を輝かせ、最高の舞台を作り上げてください。
卒業おめでとう。皆さんが〇年生だった時、「挑戦すること」の大切さを話したのを覚えていますか。たくさんの挑戦を繰り返し、立派に成長した皆さんの姿が目に浮かびます。これからの3年間も、失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジしてください。その経験が、皆さんをさらに大きく、強くしてくれるはずです。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。小学校生活で得た最大の宝物は、共に笑い、泣いた「友達」ではないでしょうか。これから先、どんな困難があっても、顔を上げれば支えてくれる仲間がいます。その繋がりを大切に、中学校生活も思いきり楽しんでください。皆さんの前途が幸多きものであるよう、心から祈っています。
ご卒業、心からお祝い申し上げます。皆さんはこの学び舎で、多くの知識と共に「人を思いやる心」を学びました。その温かい心は、これからの人生で何よりも大切な道しるべとなります。自分の夢を追いかけると同時に、周りの人の痛みにも寄り添える、優しく、そして強い人になってください。皆さんの未来に、たくさんの幸せが降り注ぎますように。
卒業おめでとうございます。皆さんと過ごした教室の窓から見えた桜並木を、今でも時々思い出します。あの桜のように、皆さんも厳しい冬を乗り越え、美しい花を咲かせる時を迎えました。中学校では、さらに大きく枝を広げ、満開の花を咲かせてくれることを信じています。素晴らしい門出を心から祝福します。
【シンプル系】ストレートに伝えるメッセージ10選
ご卒業おめでとうございます。いよいよ中学生ですね。勉強に部活、新しい挑戦を思いきり楽しんでください。応援しています。
卒業おめでとう。たくさんの思い出を胸に、中学校でも自分らしく輝いてください。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。皆さんの素晴らしい門出を心からお祝いします。
ご卒業おめでとう。中学校生活が、皆さんにとって実り多いものになるよう願っています。
祝・卒業。6年間よく頑張りました。これからもその調子で、前向きに進んでいってください。
卒業おめでとうございます。友達を大切に、感謝の気持ちを忘れずに、中学校でも頑張ってください。
ご卒業おめでとう。皆さんの明るい未来に、たくさんの幸せがあることを祈っています。
卒業生の皆さん、おめでとう。新しいステージでの皆さんの活躍を楽しみにしています。
ご卒業おめでとうございます。小学校で学んだことを自信に、中学校でも大きく成長してください。
卒業おめでとう。皆さんのパワーで、中学校生活も最高の3年間になること間違いなしです。
【未来応援系】エールを贈るメッセージ10選
ご卒業おめでとう。皆さんの前には、無限の可能性が広がる真っ白な地図があります。どんな未来を描くかは皆さん次第。失敗を恐れず、大胆に、そして自分らしく、その地図を彩っていってください。
卒業おめでとうございます。これから始まる中学校生活は、まるで冒険のようです。新しい出会いや発見が皆さんを待っています。向上心を忘れずに、一歩一歩、その冒険を楽しんでください。
卒業生の皆さん、おめでとう。皆さんは未来へ羽ばたく翼を持っています。これからは自分の意志で、行きたい場所へ飛んでいくことができます。広い世界へ力強く飛び立ってください。
ご卒業おめでとうございます。皆さんの未来が、青空のようにどこまでも澄み渡り、輝かしいものであることを信じています。新しい目標に向かって、まっすぐに進んでください。
卒業おめでとう。「夢」を持つこと、そしてそれに向かって努力することの素晴らしさを忘れずに、充実した中学校生活を送ってください。皆さんが夢を叶える日を楽しみにしています。
ご卒業おめでとうございます。中学校は、自分という宝物をさらに磨き上げる場所です。たくさんの経験を通して、自分だけの輝きを見つけてください。
卒業生の皆さん、おめでとう。これからの日々、一日一日を新たな気持ちで大切に過ごしてください。チャレンジ精神を忘れなければ、道は必ず開けます。
ご卒業おめでとう。皆さんは未来の主役です。感謝の気持ちと謙虚さを持ちながら、新しい時代を担う存在として、大きく成長してくれることを期待しています。
卒業おめでとうございます。中学校生活という新しいスタートラインに立った皆さんを、心から応援しています。最高のスタートを切ってください。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんがこれから歩む道が、希望の光に満ちあふれていますように。実り多い3年間となることをお祈りしています。
【思い出系】低学年の頃に触れるメッセージ10選
ご卒業おめでとうございます。皆さんが〇年生だった頃、給食の時間にいつもおかわりをしていた元気な姿を思い出します。あんなに小さかった皆さんが、こんなに立派になって。胸がいっぱいです。中学校でもたくさん学び、たくさん食べて、もっともっと大きくなってください。
卒業おめでとう。初めての漢字テストに、ドキドキしながら取り組んでいた皆さん。今では難しい本もスラスラ読めるようになりましたね。その努力を忘れずに、中学校でもこつこつと学びを続けてください。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんと一緒に校庭でドッジボールをした日々が懐かしいです。あの頃のように、これからも仲間と力を合わせ、何事にも全力で楽しむ心を大切にしてください。
ご卒業おめでとう。朝顔の観察日記を一生懸命書いていた皆さんの真剣な眼差しを覚えています。どんな小さなことにも興味を持ち、探求するその気持ちが、皆さんを成長させます。中学校でもたくさんの「なぜ?」を見つけてください。
卒業おめでとうございます。〇年生の時、みんなで育てたミニトマト、甘くて美味しかったですね。皆さんが注いだ愛情に応えてトマトが実を結んだように、これからの努力も必ず実を結びます。自分を信じて頑張ってください。
ご卒業おめでとうございます。休み時間に折り紙やあやとりを教えてくれた優しい皆さん。その器用な指先と優しい心で、中学校でもたくさんの友達と素敵な関係を築いてください。
卒業生の皆さん、おめでとう。皆さんと一緒に歌った〇〇の歌、今でも口ずさむことがあります。あの時のように、明るい歌声が響き渡るような、楽しい中学校生活を送ってください。
ご卒業おめでとう。〇年生の時、転んで泣いている友達に「大丈夫?」と駆け寄っていた君たちの優しさを、先生は忘れません。その思いやりの心は、何よりも尊い宝物です。
卒業おめでとうございます。図工の時間、自由な発想で素晴らしい作品を作っていた皆さん。その独創性をこれからも大切にしてください。人と違っていい、自分らしさを表現することを楽しんでください。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。運動会のダンス、少し照れながらも一生懸命踊っていた姿が目に浮かびます。あの頑張りが、皆さんを大きく成長させました。中学校の体育祭でも、ヒーロー、ヒロインになってくださいね。
【ユニーク系】先生の個性を出すメッセージ10選
祝・卒業。君たちと過ごした日々は、まるでRPGのようだった。数々のクエスト(勉強)をクリアし、仲間(友達)と共にレベルアップした君たちは、もう立派な勇者だ。次のダンジョン(中学校)も、勇気と知恵で攻略してくれたまえ。健闘を祈る。
ご卒業おめでとう。理科の実験で目を輝かせていた君たちへ。人生は壮大な実験だ。失敗は「データ収集」、成功は「新発見」。恐れず、たくさんの仮説(挑戦)を立て、検証(実行)を繰り返したまえ。君たちの未来に、ノーベル賞級の発見があることを期待しているぞ。
卒業おめでとう。社会科で歴史を学んだように、君たちも今日、一つの時代を終え、新しい時代を創り始める。君たち一人ひとりが、未来の歴史を創る偉人だ。教科書に載るような、素晴らしい3年間を。
卒業おめでとうございます。音楽のように、人生にもリズムやハーモニーがある。時にはアップテンポで、時にはゆっくりと。そして何より、仲間とのアンサンブルを楽しんで。不協和音さえも、きっと良いスパイスになる。最高の音楽を奏でてください。
祝・卒業。国語の時間にたくさんの物語に出会ったように、中学校生活も君が主人公の物語だ。どんなストーリーにするかは君次第。ハッピーエンドを目指して、最高の物語を紡いでいってください。
卒業おめでとう。算数で学んだように、人生の問題も、公式(基本)が分かれば必ず解ける。諦めずに粘り強く考え抜く力、それが最強の武器だ。難問にぶつかったら、原点に返って考えてみよう。
卒業生の諸君、卒業おめでとう。体育で鍛えた体力とチームワークを武器に、中学校という新しいフィールドでも、正々堂々とプレイし、勝利(目標達成)を掴み取ってください。ファイト。
卒業おめでとう。図工で粘土をこねたように、君たちの未来はまだ柔らかい粘土のようなものだ。どんな形にだってなれる。周りの声に惑わされず、君たちが「こうなりたい」と心から思う形を、自分の手で創り上げていってください。
ご卒業おめでとうございます。家庭科で調理実習をしたように、人生もさまざまな材料(経験)を組み合わせる料理だ。時にはレシピ通りにいかなくても大丈夫。隠し味(個性)を加えれば、自分だけの絶品料理(人生)が完成するはず。
祝・卒業。英語で初めて「Hello, world!」と言った時のように、中学校の扉の向こうには新しい世界が広がっている。物怖じせず、たくさんの「Hello!」を世界に投げかけてみよう。素晴らしい出会いが待っているはずだ。
オリジナルメッセージを作る時に使えるキーワード集
文例をそのまま使うのではなく、自分なりのメッセージを作りたい方のために、祝電でよく使われる言葉をまとめました。これらを組み合わせることで、お祝いの気持ちが伝わりやすくなります。
希望や未来を表す言葉としては、輝く、未来、希望、大空、羽ばたく、一歩、スタート、可能性、夢、目標などがあります。
感情や思い出を表す言葉には、宝物、思い出、感動、素晴らしい、嬉しい、楽しい、心から、応援といったものがあります。
成長や行動を表す言葉では、成長、活躍、挑戦(チャレンジ)、歩む、向かう、信じる、力を合わせるなどが使いやすいでしょう。
状態や様子を表す言葉としては、晴れの日、門出、幸、たくさん、新しい、実り多い、生き生きとなどがあります。
宛名と差出人の書き方
書式に厳密なルールがあるわけではありませんが、誰が誰に送ったものか一目で分かるように書くのがマナーです。
宛名の書き方
宛名には、学校名と何年度の卒業生かを明記しましょう。「卒業生の皆様へ」だけでは、どの学校のどの卒業生宛か分からなくなってしまいます。
書き方の例としては、「〇〇市立〇〇小学校 令和〇年度 卒業生の皆様」や「〇〇小学校 第〇回 卒業生御一同様」のような形式が一般的です。
差出人の書き方
差出人は、卒業生だけでなく保護者や他の先生方が見ても「誰からの祝電か」が分かるように書くことが大切です。
おすすめの書き方は、「いつの担任だったか」が分かる肩書きを入れることです。「元〇年〇組担任 〇〇 〇〇」「前〇学年主任 〇〇 〇〇」「令和〇年度〇年生担任 〇〇 〇〇」といった形式です。
避けたほうがいいのは、「元担任 〇〇 〇〇」のように、いつの担任か分からない書き方や、「〇〇小学校 職員」のように個人名がない書き方です。心を込めて送る祝電ですから、しっかりと名前を記しましょう。
よくある質問
- 「祝電」と「電報」の違いは?
-
もともと「電報」は、電話が普及する前に緊急連絡を文章で届けるサービス全体の名称でした。その中で、お祝い事に送る電報を特に「祝電」と呼びます。現在ではほぼ同じ意味で使われており、「卒業式に電報を送る」も「祝電を送る」も、どちらも正しい表現です。
- 費用はどのくらいかかる?
-
手作りの場合は、画用紙やシール、装飾品などで数百円程度です。電報サービスを利用する場合は、シンプルな台紙で2,000円から5,000円程度が一般的な相場です。
- 保護者へのお祝いの言葉は入れるべき?
-
入れても入れなくても、どちらでも構いません。ただし、祝電の主役はあくまで卒業生です。保護者宛のメッセージを入れる場合は、「保護者の皆様におかれましても、心よりお慶び申し上げます」のように一言添える程度にとどめ、メッセージの大部分が保護者宛にならないように注意しましょう。
- 祝電を送った後、お礼は来る?こちらから何かすべき?
-
祝電に対するお礼の連絡は、基本的には期待しないほうがいいでしょう。卒業式当日は学校全体が非常に忙しく、式後も片付けや年度末の業務に追われます。個々の祝電に対してお礼の連絡をする余裕がないことがほとんどです。
「届いたかな?」「読んでもらえたかな?」と気になる気持ちは分かりますが、連絡がなくても心配する必要はありません。きちんと届いていれば、会場に掲示され、卒業生や保護者の目に触れているはずです。
こちらから「届きましたか?」と確認の連絡を入れるのも、学校側に余計な手間をかけることになるので控えたほうが無難です。どうしても気になる場合は、前任校の親しい同僚に、落ち着いた頃(4月以降など)に軽く聞いてみる程度にとどめましょう。
まとめ
異動は教員にとって避けられないものですが、物理的な距離が心の距離になるわけではありません。あなたが教え子たちを大切に思う気持ちは、祝電という形で、確かに届きます。
この記事でお伝えしたマナーや文例は、あなたの温かい気持ちを届けるための「手段」にすぎません。一番大切なのは、「教え子の門出を心から祝いたい」というあなたの想いそのものです。
自信を持って、あなたの言葉で、最高の「おめでとう」を届けてあげてください。その祝電が、卒業生たちの新しい一歩を照らす、温かい光の一つとなることを願っています。
