【失敗しない】新入社員の名刺入れの選び方|予算・色・素材・おすすめブランドまで網羅

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この春から社会人デビューを果たした皆さん、本当におめでとうございます。新しい環境に飛び込んで、毎日が発見と学びの連続ではないでしょうか。

さて、社会人になると必ず必要になるアイテムがあります。それが「名刺入れ」です。名刺はビジネスの世界であなた自身を表す「顔」のようなもの。そして、その大切な名刺を収納し、相手に差し出す瞬間に使う名刺入れは、いわば「第二の顔」とも呼べる存在なんです。

でも、いざ買おうと思うと「どんな色がいいの?」「革じゃないとダメ?」「高いブランドは生意気に見える?」など、疑問が次々と浮かんできますよね。売り場で何十分も悩んでしまった……なんて話もよく聞きます。

この記事では、そんな悩みをまるっと解決します。予算の決め方から、素材・色・ブランドの選び方、さらには名刺交換のマナーや日々のお手入れ方法まで、新入社員が知っておくべきことを網羅的にお伝えしていきます。読み終わる頃には、自信を持って「これだ!」という一品を選べるようになっているはずですよ。

目次

そもそも名刺入れって本当に必要?持たないとどうなる?

「名刺入れなんてなくても、財布やカードケースに入れておけばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。名刺入れを持たないことには、実は思っている以上のリスクがあるんです。

財布から名刺を出すのはNG

想像してみてください。初対面の取引先との名刺交換の場面で、相手がおもむろに財布を取り出し、お札やレシートの間から名刺を引っ張り出してきたら……。正直なところ、あまり良い印象は持てませんよね。

名刺はビジネスにおいて「その人自身」を象徴するもの。それを財布に入れるということは、「自分の顔をお金と一緒にしまっている」「相手の顔をお金扱いしている」と受け取られかねません。特に年配の方や、礼儀を重んじる業界の方からは、かなり厳しい目で見られる可能性があります。

名刺が折れたり汚れたりするリスク

名刺入れを使わないと、物理的なダメージも避けられません。カバンの中でぐちゃぐちゃになったり、角が折れ曲がったり、汚れがついたり……。そんな状態の名刺を渡すのは、相手に対して非常に失礼です。「この人は自分自身の名刺すら大切にできないのか」「仕事も雑なのでは?」という印象を与えかねません。

名刺交換のスマートさが損なわれる

名刺入れがあれば、必要なときにサッと名刺を取り出せます。でも、財布やカバンの中をゴソゴソ探していたら、相手を待たせてしまいますよね。名刺交換はビジネスマナーの基本中の基本。そこでもたつくと、「段取りが悪い人」という第一印象がついてしまうこともあります。

つまり、名刺入れは単なる収納グッズではなく、あなたのビジネスパーソンとしての姿勢や価値観を示すアイテムなんです。社会人として働くなら、きちんとした名刺入れを持つことは必須と言っていいでしょう。

オンライン時代でも名刺入れは必要?

「最近はオンライン名刺交換も増えてるし、紙の名刺ってもう古いんじゃない?」という声もあります。確かに、コロナ禍以降、デジタル名刺やQRコードでの連絡先交換は増えました。でも、だからといって紙の名刺や名刺入れが不要になったわけではありません。

対面でのビジネスは今も健在

リモートワークが普及したとはいえ、重要な商談や初対面の挨拶は、やはり対面で行われることが多いです。特に日本のビジネス文化では、名刺交換は信頼関係を築く最初の儀式として、今なお重視されています。「オンラインで済ませましょう」とは言いにくい場面も多いのが現実です。

デジタル名刺に対応していない人・企業も多い

IT企業やスタートアップではデジタル名刺が浸透しつつありますが、製造業、金融、官公庁、地方の中小企業など、まだまだ紙の名刺が主流という業界・企業はたくさんあります。「デジタル名刺しか持っていません」では、対応できない場面が出てきてしまいます。

紙の名刺ならではの良さもある

紙の名刺には、手渡しする際のコミュニケーションや、その場で相手の顔と名前を一致させやすいといったメリットがあります。また、名刺入れを通じて自分のセンスや人柄を伝えられるのも、紙の名刺ならではの魅力です。

結論として、オンライン名刺交換が増えた現代でも、紙の名刺と名刺入れは社会人の必需品。「両方に対応できる」のが、これからのビジネスパーソンのスタンダードと言えるでしょう。

名刺入れ選びの大原則は3つ

具体的な選び方に入る前に、名刺入れ選びで絶対に外せない3つの原則を押さえておきましょう。この軸がブレなければ、大きな失敗はありません。

まず1つ目は「フォーマルさ」です。名刺交換の相手は、上司、役員、取引先の担当者など、目上の方であることがほとんど。どんな相手、どんなシーンでも失礼にならない、きちんとした印象のものを選ぶのが基本です。

2つ目は「誠実さと清潔感」。名刺入れは、あなたの人となりを無言で伝えるアイテムです。派手さや奇抜さではなく、「この人は信頼できそうだな」と思ってもらえるような、誠実で清潔感のあるデザインを選びましょう。

3つ目は「実用性」です。見た目がどれだけ良くても、使いにくければ意味がありません。名刺の出し入れがスムーズにできるか、もらった名刺を分けて収納できるかなど、実際に使うシーンを想像して選ぶことが大切です。

まず決めよう!新入社員に最適な予算は5,000円~20,000円

名刺入れを選ぶとき、最初に決めておきたいのが予算です。「いくらくらいのものを買えばいいの?」という疑問に、ズバリお答えします。

この価格帯がベストな理由

新入社員におすすめの価格帯は、5,000円から20,000円です。この範囲であれば、品質の良い本革製の名刺入れを十分に選ぶことができます。

5,000円を下回ると、素材や作りの面でどうしても安っぽさが出てしまいがち。一方、20,000円を超えると、新入社員としては少し背伸びしすぎている印象を与える可能性があります。5,000円~20,000円というのは、「社会人としての自覚が感じられるけど、身の丈に合っている」という絶妙なラインなんです。

安すぎるものを避けるべき理由

「名刺入れなんて何でもいいでしょ」と、1,000円~2,000円程度の安価なものを選ぶのは避けた方が無難です。安い名刺入れは、素材が合皮だったり、縫製が雑だったり、すぐにヘタってしまったりと、見た目にも耐久性にも問題が出やすいです。

また、ビジネスの場では、相手の持ち物を意外とよく見ているもの。特に年配の方や、細部に気を配る方は、名刺入れの質をしっかりチェックしています。安っぽい名刺入れを使っていると、「仕事に対する姿勢も雑なのでは?」と思われてしまうリスクがあります。

高すぎるものを避けるべき理由

逆に、ルイ・ヴィトンやグッチ、エルメスといった誰もが知るハイブランドの名刺入れを新入社員が持つのも、実はあまりおすすめできません。

理由は2つあります。1つは、「生意気だ」「分不相応だ」と思われるリスク。まだ仕事で成果を出していない新人が、上司や先輩よりも高価なブランド品を持っていると、ネガティブな印象を持たれることがあります。もう1つは、ハイブランドが持つ確立されたイメージと、「まだ何者でもない自分」との間にギャップが生まれ、ちぐはぐな印象を与えてしまうことです。

もちろん、仕事で実績を積み、自分のキャラクターが周囲に認知されてからであれば、ハイブランドを選ぶのも良いでしょう。でも、最初の一個としては、背伸びしすぎないものを選ぶのが賢明です。

素材は「本革」一択!その理由と選び方

名刺入れの素材選びは、実はとても重要です。結論から言うと、新入社員が選ぶべき素材は「本革」です。その理由を詳しく解説していきますね。

本革がビジネスシーンの定番である理由

本革、特に牛革の名刺入れがビジネスの場で定番とされているのには、ちゃんとした理由があります。

まず、本革には独特の風格と高級感があります。この質感は、どんなビジネスシーンにもマッチし、持っているだけで「きちんとした人」という印象を与えてくれます。年配の方や役職者の方は、相手の持ち物をよく見ています。本革の名刺入れは、それだけで信頼感を高めてくれる心強い味方なんです。

そして、本革は非常に丈夫です。適切に手入れをすれば、5年、10年と長く使い続けることができます。使い込むほどに色に深みが増し、光沢が生まれ、手に馴染んでいく「経年変化(エイジング)」を楽しめるのも大きな魅力。傷やシワさえも、あなたと一緒に歩んできた歴史として、名刺入れに刻まれていきます。

合皮(フェイクレザー)はどうなの?

予算を抑えたいなら合皮という選択肢もありますが、正直なところ、あまりおすすめはできません。

合皮は、見た目こそ本革に似せて作られていますが、どうしても質感や重厚感で劣ります。また、2~3年で表面がボロボロと剥がれてくる「加水分解」という現象が起きやすいのも難点です。結果的に買い替えが必要になり、長い目で見るとコスパが悪くなることも。

最初から本革を選んでおけば、長く使えて愛着も湧く。トータルで考えると、本革の方がお得と言えるでしょう。

アルミ・ステンレス・プラスチック製の注意点

最近は、アルミやステンレスなどの金属製、あるいはカラフルなプラスチック製の名刺入れも見かけます。デザイン性が高く、モダンでスタイリッシュな印象がありますよね。

ただ、こうした素材は、一般的なビジネスシーンではカジュアルすぎる印象を与えがちです。IT企業やクリエイティブ業界など、比較的自由な社風の会社なら問題ないこともありますが、金融、不動産、メーカー、官公庁といった堅めの業界では避けた方が無難です。

また、金属製は指紋が目立ちやすく、こまめに拭かないと清潔感を損ないます。名刺の角を傷つけてしまうリスクもあるので、新入社員の最初の一品としては、やはり本革がベストです。

色選びで印象が決まる!おすすめカラーとNGカラー

素材と並んで重要なのが、色選びです。色は言葉以上に多くの情報を相手に伝えるもの。ビジネスにふさわしい色を選んで、好印象を演出しましょう。

新入社員はダークカラーが正解

新入社員が最初に選ぶべき色は、ずばりダークカラーです。スーツやビジネスカジュアルとの相性も良く、誰に対しても落ち着いた印象を与えることができます。

定番中の定番はブラック(黒)です。最もフォーマルで、あらゆるビジネスシーンに対応できる万能色。「威厳」「洗練」「真摯」といった印象を与え、一本筋の通った実直な人柄を演出してくれます。迷ったらブラックを選んでおけば、まず間違いありません。

次に人気なのがネイビー(濃紺)。「知的」「信頼」「誠実」といった印象を与え、フレッシュさの中にも落ち着きを感じさせます。相手に冷静でスマートなイメージを持ってもらいたいなら、ネイビーがおすすめです。

ダークブラウン(こげ茶)も良い選択肢です。ブラックやネイビーに比べると少し柔らかな印象になり、「温厚」「安定」「堅実」といったイメージを与えます。相手に安心感や親しみやすさを感じてもらいたい場合に効果的です。

女性が選べるニュアンスカラー

女性の場合、ダークカラーに加えて、上品なニュアンスカラーも選択肢に入ります。ただし、ビジネスの場であることを忘れず、華美になりすぎない落ち着いた色味を選ぶことが大切です。

ベージュやグレージュは、肌なじみが良く、柔らかく上品な印象を与えます。協調性や親しみやすさを演出したいときにぴったりです。

ボルドーやワインレッドなど深みのある赤系は、派手になりすぎず、大人の女性らしい知性や情熱を感じさせます。ただし、鮮やかすぎる赤は避けて、あくまで落ち着いた色調を選びましょう。

ライトブラウンやキャメルは、ダークブラウンよりも明るく、快活な印象を与えます。ただ、明るすぎるとカジュアルに見えてしまうので、上品な色味を選ぶのがポイントです。

ちなみに、近年はジェンダーレスの観点から、男性がこれらの色を選んでも全く問題ありません。大切なのは、その色が持つ印象と、自分がなりたいビジネスパーソン像が一致しているかどうかです。

避けた方がいいNGカラー

一方で、新入社員が最初に持つ名刺入れとして、避けた方が無難な色もあります。

赤・黄・緑などの原色、ピンクや水色などのパステルカラー、ゴールドやシルバーなどのメタリックカラー、そしてキャラクターものや派手な柄物は、ビジネスの場にはふさわしくありません。こうした色やデザインは、「軽薄」「未熟」「TPOをわきまえていない」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

個性を出すのは、仕事に慣れて、周囲に自分のキャラクターが認知されてからでも遅くはありません。最初の一個は、無難なダークカラーで攻めましょう。

デザインはシンプルが鉄則!選び方のポイント

色と素材が決まったら、次はデザインです。ここでの鉄則はただ一つ、「シンプルであること」です。

ロゴは控えめに

ブランドの名刺入れを選ぶ場合でも、大きなロゴがドーンと入っているものは避けましょう。ロゴがまったくないか、あっても目立たない型押し程度のものがベストです。ブランドを主張するのではなく、革の質や作りの良さで勝負している名刺入れこそ、新入社員にふさわしい逸品と言えます。

装飾は最小限に

金具やスタッズなどの装飾がついたデザインも、ビジネスシーンでは避けた方が無難です。シンプルで余計な飾りのないものを選びましょう。また、ステッチ(縫い糸)の色も、本体と同系色で目立たないものがおすすめです。

「分かる人には分かる」が理想

理想的なのは、一見シンプルだけど、革の質感や縫製の丁寧さから「良いものを使っているな」と分かるような名刺入れです。派手さではなく、さりげない上質さで勝負する。これが、新入社員が目指すべきスタイルです。

新入社員におすすめのブランド

「具体的にどのブランドがいいの?」という声にお応えして、新入社員におすすめのブランドをいくつかご紹介します。いずれも品質に定評があり、5,000円~20,000円の価格帯で良いものが見つかるブランドです。

PORTER(ポーター)

日本の老舗バッグメーカー「吉田カバン」が手がけるブランドです。日本製ならではの丁寧な作りと、シンプルで洗練されたデザインが特徴。ビジネスパーソンからの支持も厚く、幅広い年代に愛されています。本革製の名刺入れは10,000円前後から見つかり、コスパも優秀です。

土屋鞄製造所

ランドセルで有名な日本の革製品ブランド。大人向けの革小物も展開しており、上質な革と職人の手仕事による美しい仕上がりが魅力です。経年変化も楽しめる本格的な革製品を、15,000円~20,000円程度で手に入れることができます。

GANZO(ガンゾ)

「最高の素材と技術で、最高の製品を」をコンセプトに掲げる日本の革製品ブランド。百貨店の紳士雑貨売り場などでも取り扱いがあり、本格的な革小物を求める方に人気です。価格帯は15,000円~25,000円程度とやや高めですが、その分クオリティは折り紙付きです。

CYPRIS(キプリス)

革小物専門ブランドとして知られる日本のブランド。コードバンや各種レザーを使った製品を幅広く展開しています。10,000円~20,000円程度で、しっかりとした作りの名刺入れが手に入ります。

Paul Smith(ポール・スミス)

イギリス発のファッションブランド。ベーシックなデザインの中に、さりげないカラフルなアクセントを取り入れたスタイルが特徴です。派手すぎない範囲で少し個性を出したい方におすすめ。価格帯は15,000円~25,000円程度です。

TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)

日本のメンズファッションブランド。ビジネスマン向けの革小物も充実しており、シンプルで使いやすいデザインが揃っています。5,000円~15,000円程度と、比較的手頃な価格で本革の名刺入れが見つかります。

COACH(コーチ)

アメリカ発の人気ブランド。ハイブランドほど高価ではなく、でも品質はしっかりしているという、ちょうど良いポジションのブランドです。シンプルなデザインのものを選べば、ビジネスシーンでも問題なく使えます。価格帯は15,000円~25,000円程度です。

これらのブランド以外にも、百貨店の紳士・婦人雑貨売り場や、革製品の専門店、セレクトショップのオリジナル製品など、良質な名刺入れを扱っているお店はたくさんあります。実際に手に取って、革の質感や使い心地を確かめてから購入するのがおすすめですよ。

見落としがち!機能性のチェックポイント

色、素材、ブランドが決まったら、最後に確認しておきたいのが「機能性」です。見た目だけで選んでしまうと、実際に使うときに困ることも。以下のポイントをしっかりチェックしましょう。

収納力をチェック

名刺入れには、自分の名刺を常に20~30枚は入れておきたいところ。それに加えて、いただいた名刺を収納するスペースも必要です。「思ったより入らなかった……」という事態を避けるため、収納力はしっかり確認しておきましょう。

収納力を左右するのが「マチ」の構造です。「通しマチ」はメインポケットの底までマチが続いているタイプで、収納力が高く、50枚以上の名刺を入れられるものもあります。営業職などで多くの名刺を持ち歩く方におすすめです。一方、「笹マチ」は横から見ると笹の葉のように見えるタイプ。見た目がスマートでスタイリッシュですが、収納力は通しマチに劣ります。

ポケットの数と配置

いただいた名刺は、自分の名刺とは別の場所にしまうのがマナーです。そのため、メインポケットの他に、最低でも1つはサブポケットがある名刺入れを選びましょう。

おすすめの使い方は、メインポケットに自分の名刺を、フタ側のサブポケットにいただいた名刺を一時的に入れる、というもの。こうすると、名刺交換の所作が非常にスマートに見えますよ。

名刺の出し入れのしやすさ

実際に名刺を入れてみて、出し入れがスムーズにできるかどうかも重要なポイントです。ポケットの入り口が狭すぎると、名刺を取り出すときにもたついてしまいます。可能であれば、店頭で実際に試してみることをおすすめします。

名刺交換の基本マナーをおさらい

せっかく良い名刺入れを手に入れても、名刺交換のマナーがなっていなければ台無しです。ここで、基本的な流れとNG作法を確認しておきましょう。

名刺交換の基本ステップ

名刺交換には、基本的な流れがあります。まず、相手が見えたら、すぐに取り出せるよう名刺入れを準備しておきます。スーツのポケットやカバンから慌てて探す……という事態は避けたいですよね。

次に、相手の正面に立ち、名刺入れの上に名刺を1枚乗せて両手で持ちます。相手より低い位置から「株式会社○○、営業部の山田太郎と申します」と、会社名・部署・氏名をはっきりと名乗りながら差し出しましょう。

相手も名刺を差し出してきたら、右手で自分の名刺を差し出しつつ、左手で「頂戴いたします」と言いながら相手の名刺を受け取ります。同時交換の場合は、このようにスムーズに行うのがポイントです。

受け取った名刺はすぐにしまわず、まずは両手で持って相手の氏名や会社名を確認します。「○○様ですね」と復唱すると丁寧です。商談や会議の席では、テーブルの上に名刺入れを置き、その上に相手の名刺を載せておきます。複数人の場合は、役職が一番高い方の名刺を一番上に置くのがマナーです。

絶対にやってはいけないNG作法

名刺交換には、絶対に避けるべきNG作法もあります。しっかり覚えておきましょう。

まず、汚れた名刺や折れた名刺を渡すのは論外です。常にきれいな状態の名刺を準備しておきましょう。

相手の名刺をすぐにしまってしまうのもNGです。「あなたに興味がありません」という意思表示と受け取られてしまいます。

受け取った名刺に、相手の目の前でメモを書き込むのも非常に失礼な行為です。メモを取りたい場合は、商談が終わってから、相手の目が届かない場所で行いましょう。

そして、名刺入れをズボンの尻ポケットに入れるのは絶対にNG。相手の顔(名刺)をお尻で踏みつけているのと同じ意味合いを持ち、大変失礼にあたります。名刺入れは必ず上着の内ポケットやカバンに入れましょう。

プレゼントでもらった名刺入れ、どうする?

入社祝いなどで、親や親戚、友人から名刺入れをプレゼントされることもあるかもしれません。せっかくいただいたものですから、できれば使いたいですよね。でも、ビジネスシーンにふさわしいかどうかは、冷静に判断する必要があります。

ビジネス向きなら、ありがたく使う

プレゼントされた名刺入れが、本革でダークカラー、シンプルなデザインであれば、問題なく使えます。贈り主の気持ちを大切に、感謝しながら使わせてもらいましょう。

カジュアルすぎる場合は、プライベート用に

もしプレゼントされた名刺入れが、派手な色やデザインだったり、カジュアルすぎる素材だったりした場合は、ビジネスの場で使うのは難しいかもしれません。その場合は、プライベートで使う名刺入れとして活用しましょう。趣味の集まりやセミナーなど、フォーマルさが求められない場面で使えば、贈り主の気持ちを無駄にせずに済みます。

正直に伝えるのも一つの方法

これから名刺入れを買おうとしている段階で、誰かがプレゼントを検討していることを知った場合は、さりげなく「仕事で使うから、シンプルな黒の革製がいいな」と伝えておくのも一つの方法です。お互いにとってハッピーな結果になりますよ。

名刺入れのお手入れ方法と買い替えの目安

本革の名刺入れは、お手入れ次第で長く美しく使い続けることができます。日々のケアと、買い替えのタイミングについてお伝えします。

普段のお手入れは乾拭きでOK

毎日のお手入れは、とてもシンプルです。乾いた柔らかい布で、優しく表面を拭くだけで十分。これだけで、ホコリや指紋を落とし、革の表面をきれいに保つことができます。

定期的な保湿ケア

革は、人の肌と同じように乾燥します。半年に1回程度、革専用のデリケートクリームを薄く塗り込んであげましょう。これで潤いが戻り、ひび割れなどを防ぐことができます。クリームは、靴売り場や革製品専門店で手に入りますよ。

買い替えの目安は?

本革の名刺入れの寿命は、使い方やお手入れの頻度によって異なりますが、一般的には5年~10年程度と言われています。以下のような状態になったら、買い替えを検討しましょう。

角がすり減って中の芯が見えてきた、表面の革がひび割れてきた、型崩れがひどくなった、縫い目がほつれてきた、といったサインが出てきたら、そろそろ寿命かもしれません。

ただ、本革の経年変化は「味」として楽しめる部分もあります。多少の傷やシワは、むしろ愛着が湧くという方も多いです。「汚い」「だらしない」という印象を与えない範囲であれば、使い続けても問題ありません。

新入社員の名刺入れQ&A

名刺入れはどこで買うのがおすすめ?

百貨店の紳士・婦人雑貨売り場、ハンズやロフトのような大型雑貨店、革製品の専門店、セレクトショップなどがおすすめです。特に最初の一品は、実際に手に取って革の質感やマチの構造、出し入れのしやすさを確認してから購入すると安心です。ネット通販も便利ですが、サイズ感や質感が分かりにくいので、できれば実店舗で実物を見てから決めることをおすすめします。

上司や先輩とブランドが被っても大丈夫?

基本的には問題ありません。むしろ「良いモノを知っているね」と話のきっかけになる可能性もあります。ただし、明らかに上司より高価なモデルだった……という事態は避けた方が賢明です。気になる場合は、同じ部署の先輩などに相談してみるのも良いでしょう。

名刺入れは1つだけでいい?

基本的には1つあれば十分です。ただ、汚れや傷みが気になるようになったとき用に、スペアを用意しておくのも悪くありません。また、プライベート用と仕事用で使い分けるという方もいます。最初は1つで始めて、必要に応じて増やしていくスタンスで良いでしょう。

名刺入れを忘れてしまったらどうする?

万が一、名刺入れを忘れてしまった場合でも、名刺交換自体は行いましょう。「申し訳ございません、名刺入れを忘れてしまいまして……」と一言添えて、名刺を直接お渡しします。ただ、これは非常にバツが悪い状況なので、外出前には必ず名刺入れを持っているか確認する習慣をつけましょう。

まとめ:最高の「相棒」と社会人生活をスタートしよう

新入社員にとっての名刺入れ選びは、社会人としての自分をプロデュースする最初のステップです。最後に、失敗しないためのポイントをおさらいしておきましょう。

予算は5,000円~20,000円が目安。背伸びしすぎず、でも安っぽくないラインを狙いましょう。

素材は本革がベスト。フォーマル感と耐久性を兼ね備えた、ビジネスシーンの定番です。

色はブラック、ネイビー、ダークブラウンなどのダークカラーが無難。女性はベージュなどのニュアンスカラーもOKです。

デザインはシンプルに。ロゴが目立たない、装飾のない上品なものを選びましょう。

機能性も忘れずにチェック。収納力と、いただいた名刺を分けられるポケットがあるかを確認しましょう。

名刺入れは、これからあなたがビジネスの世界で出会う多くの人々との接点となる、大切なアイテムです。何度も名刺交換を重ね、経年変化で味わいを増していく名刺入れは、きっとあなたにとって頼もしい「相棒」になってくれるはずです。

この記事を参考に、あなたの社会人生活のスタートにふさわしい、最高の一品を見つけてくださいね。素晴らしいキャリアの始まりを、心から応援しています。

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