【保存版】衣替えはいつ?気温別の目安・地域別カレンダー・収納術まで徹底解説

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「そろそろ衣替えしなきゃ」と思いつつ、いつも後回しにしてしまう…。そんなご家庭、きっと多いのではないでしょうか。

朝は肌寒くて長袖を着せたのに、お迎えのときには子どもが汗だくで帰ってきた。クローゼットを開ければ、季節外れの服が混在してごちゃごちゃ。パパのスーツから子どもの体操服まで、家族の分をまとめて管理するのは本当に大変ですよね。

でも実は、衣替えって「面倒な作業」ではなく、家族みんなが快適に過ごすための大切なメンテナンスなんです。正しいタイミングで衣替えをすれば、毎朝の服選びに迷わなくなりますし、お気に入りの服を来年もきれいに着られます。子どものサイズアウトにも気づきやすくなって、「あれ、この服もう着れないの?」という買い替え時の慌てもなくなります。

この記事では、気温を基準にした「迷わない衣替えのタイミング」から、お住まいの地域別の目安、子供服ならではのポイント、そして限られたスペースでも実践できる収納術まで、ファミリーのための衣替え情報をまるごとお届けします。「衣替えをしない」という新しい考え方についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

衣替えのベストタイミングは「気温」で決まる

「6月と10月に衣替え」という学校の習慣を覚えている方も多いと思います。でも実際は、カレンダーの日付よりも「気温」を見て判断するほうが、ずっと快適に過ごせるんです。

というのも、同じ6月でも年によって暑かったり涼しかったりしますし、地域によっても気候はまったく違います。東京が初夏の陽気でも、北海道ではまだコートが必要なこともありますよね。

私たちが「暑い」「寒い」と感じるのは、その日の最高気温と最低気温に大きく左右されます。特に朝晩の気温差が大きい季節の変わり目は、この2つの数字をチェックすることで、「そろそろ衣替えだな」というサインを見逃さずに済みます。では、具体的にどのような気温を目安にすればいいのか、季節ごとに見ていきましょう。

春から夏への衣替え|2段階でスムーズに移行しよう

冬から夏への衣替えは、一気にやろうとすると失敗しがちです。「もう暖かいから」と冬物を全部しまったら、急に寒くなって着るものがない…なんて経験、ありませんか?おすすめは、気温に合わせて2段階で進める方法です。

第1段階:冬物コートをしまう(最高気温15度以上が続いたら)

日中の最高気温が15度を安定して超えるようになったら、本格的な衣替えシーズンの始まりです。ダウンジャケットや厚手のウールコートは、このタイミングでクリーニングに出すか、自宅で手入れをしてからしまいましょう。

ただし、朝晩はまだひんやりすることも多い時期。トレンチコートやスプリングコート、厚手のカーディガンといった「春アウター」は、すぐ手に取れる場所に置いておくと安心です。子どもの薄手のウインドブレーカーなども、登園・登校時の羽織りものとして活躍します。

【出す服の例】
トレンチコート、スプリングコート、パーカー、薄手のニット、カーディガン

【しまう服の例】
ダウンジャケット、厚手のウールコート、裏起毛のトップス、厚手のタイツ

第2段階:本格的な夏服へ(最高気温22度以上/最低気温15度以上)

日中の最高気温が22度を超え、汗ばむ日が増えてきたら、いよいよ夏服の出番です。特に最低気温が15度を下回らなくなると、朝晩の冷え込みも和らいで、半袖でも快適に過ごせるようになります。

長袖のシャツや春ニットをしまい、Tシャツや半袖ブラウス、リネン素材のシャツなどをクローゼットの前面に出しましょう。子どもの服も、長袖から半袖へ入れ替えるタイミングです。ただし、冷房対策用に薄手のカーディガンやパーカーは数枚残しておくと便利ですよ。

【出す服の例】
半袖Tシャツ、ポロシャツ、ノースリーブ、リネンシャツ、夏物ワンピース、ハーフパンツ

【しまう服の例】
春アウター、薄手のニット、長袖シャツ

秋から冬への衣替え|寒さに備える2段階アプローチ

涼しくなる季節も、急に冬物を出すのではなく段階的に進めるのがポイントです。秋の気温変化は意外と大きいので、「昨日まで暑かったのに今日は寒い」という状況にも対応できるよう、準備しておきましょう。

第1段階:秋服を準備する(最低気温20度を下回り始めたら)

夏の終わりを感じさせる「最低気温20度以下」が、秋への衣替えスタートの合図です。日中はまだ暑い日もありますが、朝晩は半袖だと肌寒く感じるようになってきます。

まずは、サッと羽織れる長袖シャツやカーディガン、薄手のパーカーなどを取り出しましょう。子どもには、体温調節しやすい前開きの羽織りものがあると重宝します。秋らしい色合いのトップスを数枚出すだけでも、クローゼットが秋めいた雰囲気に変わりますよ。

【出す服の例】
長袖シャツ、薄手のカーディガン、パーカー、七分袖トップス

【しまう服の例】
真夏向けのノースリーブ、リネン素材のハーフパンツ、キャミソールなど

第2段階:冬支度を始める(最低気温15度以下/最高気温15度前後)

最低気温が15度を下回り、日中の最高気温も15度前後になってくると、いよいよ本格的な冬の準備です。ニットやセーター、冬物のコートが必要になってきます。

このタイミングで、夏服は完全に収納しましょう。代わりに、厚手のニットやセーター、ウールのパンツなどをクローゼットの主役に。最高気温が10度を下回る予報が出始めたら、ダウンジャケットや厚手のコートもすぐ取り出せる場所にスタンバイさせておくと安心です。

【出す服の例】
厚手のニット、セーター、冬物コート、ダウンジャケット、保温インナー、マフラー、手袋

【しまう服の例】
夏服全般、薄手の羽織りもの

【地域別】衣替えの目安時期カレンダー

日本は南北に長いので、同じ季節でも地域によって気温差がかなりあります。「東京の友達はもう夏服なのに、うちはまだ長袖」ということも珍しくありません。ここでは、地域ごとの衣替えの目安時期をご紹介します。あくまで平年の気温に基づいた目安なので、その年の気候や天気予報を見ながら調整してくださいね。

北海道・東北エリア

春の訪れが遅く、秋の深まりが早い北海道・東北エリア。ゴールデンウィークでもまだコートが必要なこともあり、本州とは1ヶ月ほど季節感がずれることもあります。

春夏への衣替えについて見てみると、冬物コートをしまう時期は5月上旬から中旬が目安です。夏服への切り替えは6月中旬から下旬頃になります。北海道では真夏でも朝晩は涼しいことが多いので、薄手の羽織りものは通年で持っておくと安心です。

秋冬への衣替えは、秋服の準備を8月下旬から9月上旬に始めましょう。本格的な冬支度は10月上旬から中旬には必要になります。初雪が早い地域では、11月に入る前にダウンや厚手のコートを出しておきたいところです。

関東・中部エリア

東京や名古屋など、多くの人が暮らす関東・中部エリアは、比較的標準的な衣替えスケジュールで対応できます。ただし、近年は夏の暑さが長引く傾向があるので、秋服への切り替えが遅くなることも。

春夏への衣替えは、冬物コートをしまうのが4月上旬から中旬、夏服への切り替えは5月下旬から6月上旬が目安です。ただし、5月でも急に冷え込む日があるので、春物のアウターは6月上旬まで出しておくと安心です。

秋冬への衣替えは、秋服の準備が9月中旬から下旬、冬支度は10月下旬から11月上旬となります。近年は10月でも夏日になることがあるので、気温予報をこまめにチェックしましょう。

関西・中国・四国エリア

関東よりやや温暖な関西・中国・四国エリア。瀬戸内海側は比較的穏やかな気候ですが、日本海側は冬の寒さが厳しくなります。

春夏への衣替えは、冬物コートをしまうのが4月上旬から中旬、夏服への切り替えは5月中旬から下旬です。関東より少し早めに夏服が活躍し始めることが多いです。

秋冬への衣替えは、秋服の準備が9月下旬から10月上旬、冬支度は11月上旬から中旬となります。日本海側にお住まいの方は、太平洋側より2週間ほど早めに冬物を準備しておくといいでしょう。

九州・沖縄エリア

温暖な九州・沖縄エリアは、本州とは衣替えの感覚がかなり異なります。特に沖縄は亜熱帯気候で、冬でもコートが不要なことも珍しくありません。

九州本土の春夏への衣替えは、冬物コートをしまうのが3月下旬から4月上旬と早め。夏服への切り替えは5月上旬から中旬には必要になることが多いです。沖縄では3月から半袖で過ごせる日も増え、4月にはほぼ夏の装いになります。

秋冬への衣替えは、九州本土で秋服の準備が10月中旬から下旬、冬支度は11月下旬から12月上旬です。沖縄では12月でも日中は半袖で過ごせることがあり、本格的な「冬服」はほとんど必要ないかもしれません。薄手のカーディガンやパーカーがあれば十分という方も多いです。

子供服の衣替えで押さえておきたいポイント

子供服の衣替えは、大人の服とはまた違った視点が必要です。成長が早いのでサイズアウトのチェックが欠かせませんし、外遊びで汚れやすいので保管前のお手入れも大切。ここでは、子供服ならではの衣替えのコツをご紹介します。

サイズアウトのチェックは衣替えのタイミングで

子どもの成長は早いもの。「去年の服がまだ着れると思ったら、袖が短くなってた」ということ、よくありますよね。衣替えは、サイズアウトした服を整理する絶好のチャンスです。

しまう前に、お子さんに実際に着てもらってサイズを確認しましょう。特に丈の長さと肩幅、ウエストまわりをチェック。「まだ着れるけどちょっときつい」くらいの服は、来シーズンには確実に着れなくなっていることが多いので、このタイミングで仕分けしておくと来年慌てずに済みます。

サイズアウトした服の行き先はいろいろあります。状態の良いものはフリマアプリで売ったり、リサイクルショップに持ち込んだり。下のお子さんがいる場合はお下がりとして保管。親戚や友人で必要な方がいれば譲るのも喜ばれます。思い入れのある服は、小さく切ってパッチワークにしたり、ぬいぐるみの服にリメイクしたりする方もいらっしゃいますよ。

子供服ならではの汚れ対策

子供服は、大人の服に比べて汚れがつきやすいですよね。食べこぼし、泥汚れ、絵の具、クレヨン…。こうした汚れが残ったまま収納すると、来シーズン出したときにシミや黄ばみになっていることがあります。

衣替え前は、いつもより念入りに汚れをチェックしましょう。特に見落としがちなのが、袖口、襟元、ポケットの中、裾の部分です。シミを見つけたら、しまう前に染み抜きをしておくことが大切。時間が経つほど落ちにくくなるので、「来年出したら落とそう」は禁物です。

また、子供服は保育園や幼稚園の名前つけでマジックやアイロンシールを使っていることも多いですよね。お下がりで使う予定がある場合は、名前の書き換えがしやすいよう、洗濯タグに名前を書くか、縫い付けタイプのネームタグを使うと便利です。

お下がりの管理術

きょうだいがいるご家庭では、上の子の服を下の子にお下がりすることも多いですよね。でも、「どこにしまったか分からない」「必要なサイズが見つからない」という経験はありませんか?

お下がり用の服は、サイズ別に収納ケースを分けて、外側にラベルを貼っておくのがおすすめです。「80~90サイズ」「100~110サイズ」というようにざっくり分けて、季節(春夏物・秋冬物)も書いておくと探しやすくなります。

収納する際は、状態の良い順に重ねておくと、取り出すときに便利です。上のほうに状態の良いものを入れておけば、まず状態の良いものから使えます。また、下の子が着る頃にはデザインや色褪せが気になる服もあるので、シーズンごとに見直して、古くなったものは処分していくといいでしょう。

衣替えを成功させる収納・整理の4ステップ

衣替えの成功は、「どう収納するか」で決まると言っても過言ではありません。きちんとした手順を踏めば、来シーズンも服を最高の状態で着られますし、日々の服選びもぐっと楽になります。家族全員分の服を管理するファミリーだからこそ、効率的な方法を知っておきたいですよね。

ステップ1:「分ける」- まずはすべて出して仕分けする

最初にやることは、クローゼットや収納ケースからオフシーズンの衣類を「すべて」取り出すことです。そして、1着ずつ手に取りながら、4つのカテゴリーに分けていきます。

1つ目は「来年も絶対着る」服。お気に入りで、状態も良く、サイズも問題ない服です。2つ目は「着るかもしれない」服。判断に迷うけど、すぐには手放せない服ですね。3つ目は「保留」。思い出があったり、高かったりで決められない服。4つ目は「処分」。もう着ない、着られない服です。

「処分」の判断が難しいという方も多いと思います。そんなときは、以下の基準を参考にしてみてください。

まず「1年ルール」。この1年間で一度も着なかった服は、来年も着ない可能性が高いです。次に「サイズの変化」。体型が変わって合わなくなった服は、思い切って手放すタイミングかもしれません。それから「劣化チェック」。毛玉、黄ばみ、シミ、ヨレなど、清潔感に欠ける状態になっていないか確認しましょう。

どうしても決められない服は「保留ボックス」を作って一時保管。次の衣替えの時にもう一度見て、それでも着なければ処分する、というルールにすると、無理なく減らしていけますよ。

ステップ2:「手入れする」- しまう前のケアが来シーズンを左右する

来シーズン、収納していた服を出したら黄ばんでいた、虫に食われていた…そんな悲しい経験をされた方もいるかもしれません。その原因のほとんどは、しまう前の服に残っていた「目に見えない汚れ」なんです。

一度しか着ていなくても、衣替えでしまう服は必ず洗濯かクリーニングをしましょう。汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れは、時間が経つと酸化して黄ばみになったり、虫を呼び寄せる原因になったりします。特に襟元、袖口、脇の部分は汚れが残りやすいので、念入りにチェックしてください。

シミを見つけたら、収納前に対処しておくことが大切です。時間が経ったシミは非常に落ちにくくなるので、「来年落とせばいいや」は禁物。シミの種類に合った方法で染み抜きをしておきましょう。

そして意外と見落としがちなのが「完全に乾かす」こと。湿気が残っていると、カビや嫌なニオイの原因になります。天気の良い日に風通しの良い場所でしっかり乾かすか、乾燥機を使って完全に水分を飛ばしてから収納してください。

ステップ3:「守る」- 防虫剤と除湿剤で大切な服をガード

きれいに洗った服を、次のシーズンまで良い状態で保管するための仕上げです。防虫剤と除湿剤を上手に使って、虫やカビから服を守りましょう。

防虫剤を使うときのポイントは「置く場所」です。防虫剤の成分は空気より重いので、上から下へ広がります。つまり、衣類の上に置くのが最も効果的。引き出しタイプの収納なら衣類の一番上に、クローゼットなら吊り下げタイプをハンガーパイプにかけましょう。

防虫剤は種類によって有効期間が違います。だいたい6ヶ月から1年くらいですが、商品によって異なるので確認を。交換時期を忘れないように、マスキングテープに日付を書いて貼っておくと便利ですよ。

除湿剤は、収納ケースやクローゼットの隅、特に湿気がたまりやすい場所に置きます。シートタイプや吊り下げタイプなど、場所に合わせて選びましょう。除湿剤も定期的な交換が必要です。

コートやジャケットなど吊るして保管する服には、不織布のカバーをかけるのがおすすめ。ホコリや日焼けから守りつつ、通気性も確保できます。クリーニングから返ってきたときのビニールカバーは、通気性が悪く湿気がこもりやすいので、必ず外してから保管してくださいね。

ステップ4:「収める」- アイテム別の収納方法でスペースを有効活用

最後に、手入れが終わった服を収納していきます。コツは、「アイテムの特性」に合わせて収納方法を変えることと、「デッドスペース」を有効活用することです。

まず畳んで収納するのに向いているのは、ニットやセーター、カットソーなど。これらはハンガーにかけると肩が伸びたり型崩れしたりするので、畳んで収納するのがベストです。引き出しや収納ケースには「立てて」入れるのがコツ。平たく重ねるよりも一覧性が高く、下の服を取り出すときに山を崩さずに済みます。ただし、詰め込みすぎるとシワになるので注意してください。

吊るして収納するのに向いているのは、コート、ジャケット、ワンピース、シャツ、ブラウス、スカートなど。シワになりやすい素材や、畳むのが難しいアイテムは吊るす収納が向いています。同じ種類のアイテムをまとめて、着丈の長さ順に並べると、クローゼット下に空間ができてすっきり見えます。

限られたスペースを有効活用するテクニックもいくつかご紹介します。ベッド下はキャスター付きの収納ケースを入れれば、オフシーズンの衣類をたっぷり収納できる隠れたスペース。クローゼット上部の棚も、普段使わない衣類の保管にぴったりです。収納ケースの外側にはラベルを貼っておくと、次の衣替えのときにスムーズに見つけられます。

かさばるセーターやフリースには圧縮袋も効果的ですが、使い方には注意が必要です。ダウンジャケットや高級なウールコートなど、羽毛や繊維が潰れると風合いが損なわれるものには使わないほうが無難。また、空気を抜きすぎるとシワの原因になるので、7~8割くらいの圧縮に留めるのがポイントです。

衣替え前のチェックリスト

衣替えをスムーズに進めるために、始める前にチェックしておきたい項目をまとめました。ご家族分の服を効率よく入れ替えるための、準備リストとしてお使いください。

【事前準備編】
・天気予報を確認し、晴れの日(できれば2~3日連続)を選ぶ
・収納ケース、防虫剤、除湿剤、不織布カバーなどを用意する
・ゴミ袋、フリマ用・寄付用の袋を準備しておく
・ラベル用のマスキングテープとペンを用意する
・家族のスケジュールを確認し、手伝ってもらえる日を決める

【クローゼット点検編】
・現在のクローゼットの状態を確認し、収納スペースを把握する
・古い防虫剤や除湿剤が残っていないかチェックする
・カビや湿気のにおいがないか確認する
・ハンガーの数は足りているか確認する

【衣類チェック編】
・オフシーズンの服をすべて取り出す
・1着ずつ状態をチェック(シミ、黄ばみ、虫食い、ほつれなど)
・子供服はサイズアウトしていないか確認する
・ポケットの中身を確認する(ティッシュや小銭が入っていることも)
・クリーニングが必要な服を仕分けする

【収納編】
・「来年も着る」「保留」「処分」に分類する
・洗濯・クリーニングを済ませ、完全に乾かす
・畳む服と吊るす服を分ける
・収納ケースにラベルを貼る(中身と日付)
・防虫剤を衣類の上に置く
・除湿剤を収納スペースの隅に設置する

「衣替えをしない」という選択肢もある

ここまで衣替えの方法をご紹介してきましたが、実は「衣替えをしない」という選択肢もあります。最近注目されている「通年クローゼット」という考え方です。特に忙しいファミリーにとっては、季節ごとの大掛かりな入れ替え作業がなくなるメリットは大きいかもしれません。

通年クローゼットってどんな考え方?

通年クローゼットとは、オールシーズンの服をひとつのクローゼットにまとめて収納し、季節ごとの入れ替えをしない方法です。すべての服が常に見える・手に取れる状態にしておくことで、毎日の服選びがシンプルになります。

この考え方のベースにあるのは、「持つ服の量を減らす」こと。服の総量が少なければ、季節で分けなくてもすべて収まりますし、どの服がどこにあるか把握しやすくなります。ミニマリストやシンプルライフを実践している方の中では、すでに定番の方法となっています。

通年クローゼットのメリットとデメリット

通年クローゼットには、衣替えの手間がなくなる以外にもいくつかメリットがあります。

まず、持っている服をすべて把握できること。「こんな服あったっけ?」という死蔵服がなくなり、手持ちの服をフル活用できるようになります。また、急な気温変化にもすぐ対応できます。春先に急に寒くなっても、コートがすぐ手に取れる場所にあるので困りません。さらに、服の買いすぎ防止にもつながります。全体量が見えることで、「同じような服をまた買ってしまった」という失敗が減ります。

一方で、デメリットもあります。最大のハードルは、かなりの収納スペースが必要になること。オールシーズンの服をすべて収めるには、大きめのクローゼットか、服の量を大幅に減らす必要があります。また、家族全員分となると服の総量が多くなりがちなので、ファミリーには難易度が高いかもしれません。子どもの成長に合わせてサイズ違いの服を持っておく必要もあるので、ミニマムな持ち方が難しい面もあります。

通年クローゼットを実現するコツ

通年クローゼットにチャレンジしてみたい方のために、実現のコツをいくつかご紹介します。

一番大切なのは、服の総量を思い切って減らすことです。「本当に着る服だけを残す」という意識で、1着1着と向き合いましょう。目安としては、ハンガーパイプにゆとりを持って掛けられる量、引き出しにゆったり立てて収納できる量です。

オールシーズン着回せるアイテムを軸にするのも効果的。例えば、薄手のニットは春秋にそのまま着て、冬はインナーとして活用。リネンシャツは夏だけでなく、春や秋も羽織りとして使えます。こうした「着回し力の高い服」を選ぶことで、服の総数を抑えられます。

ファミリーの場合は、大人の服から通年クローゼットを試してみるのがおすすめ。子供服はサイズアウトやお下がりの管理があるので、別管理のほうが現実的かもしれません。まずは「パパとママの服だけ通年化」からスタートして、うまくいったら少しずつ範囲を広げていくのがいいでしょう。

また、完全な通年クローゼットではなく、「プチ衣替え」にするという方法もあります。夏物と冬物を完全に入れ替えるのではなく、「真冬のダウンだけしまう」「真夏のノースリーブだけ分ける」といった最小限の入れ替えにとどめるやり方です。これなら大掛かりな作業は不要で、衣替えのストレスを大幅に減らせます。

衣替えのよくある悩みQ&A

ここからは、衣替えでよく聞かれる悩みにお答えします。ファミリーならではの困りごとも多いので、参考にしてみてくださいね。

家族全員分の衣替えを一度にやるのが大変です。何かいい方法はありますか?

一度に全部やろうとせず、「分割衣替え」がおすすめです。「今週末は子どもたちの服」「来週はパパとママのクローゼット」というように、人ごとや場所ごとに分けて進めましょう。また、アウターだけ先に入れ替える、トップスだけ先にやる、というアイテム別の分割も効果的です。1回30分~1時間程度で終わる量に区切ると、負担が軽くなりますよ。

子どもが服を捨てたがらないのですが、どうしたらいいですか?

子どもなりに思い入れがあるものなので、無理に捨てさせるのは避けたいですよね。まずは一緒に服を見ながら、「これはサイズが小さくなったね」「この服は来年も着れるね」と会話してみましょう。サイズアウトした服は「小さい子にあげようか」と提案すると、納得しやすいことも。どうしても手放せない思い出の服は、写真を撮って残すという方法もあります。

収納スペースが足りません。マンション住まいでもできる工夫を教えてください。

限られた空間では、「立体的な収納」と「デッドスペースの活用」がカギです。ベッド下はキャスター付き収納ケースで有効活用できる穴場スペース。クローゼット内に突っ張り棒を設置して、もう1段ハンガーパイプを増やすのも効果的です。また、圧縮袋を活用すればかさばる冬物を半分以下のスペースに収められます。根本的な解決策としては、やはり服の総量を減らすことも検討してみてください。

家族全員分のクリーニング代がバカにならないのですが…

自宅で洗える服は、おしゃれ着用の中性洗剤で丁寧に手洗いするのがおすすめです。洗濯表示を確認して、「手洗いマーク」や「弱い洗濯機洗いマーク」があれば家庭でケアできます。どうしてもクリーニングが必要なコートやスーツは、シーズンオフのセール時期を狙うとお得です。また、最近は宅配クリーニングで「まとめ割」があるサービスも増えているので、家族分をまとめて出すと節約になることもありますよ。

衣替えの時期、家族の間で「まだ寒い」「もう暑い」と意見が分かれます

体感温度は人によって違うので、これはよくある悩みですよね。対策としては、「完全入れ替え」ではなく「両方出しておく期間」を設けること。季節の変わり目は、薄手と厚手の両方をクローゼットに残しておいて、各自が選べるようにしましょう。子どもは大人より体温調節が未熟なので、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルにしておくと、暑くなったら脱げて便利です。

まとめ:計画的な衣替えで、家族みんな快適に

衣替えは、面倒な作業ではなく、家族の暮らしを快適にするための大切なメンテナンスです。この記事でお伝えしたポイントを、最後にまとめておきますね。

衣替えのタイミングは「気温」で判断しましょう。春夏へは最高気温15度で春物を、22度で夏物を出します。秋冬へは最低気温20度で秋物を、15度で冬物の準備をするのが目安です。お住まいの地域によって1ヶ月ほど前後することもあるので、天気予報をこまめにチェックしてくださいね。

収納は「分ける」「手入れする」「守る」「収める」の4ステップで進めると、来シーズンも服を最高の状態で着られます。特に子供服は、サイズアウトのチェックとお下がり管理も衣替えのタイミングで行うと効率的です。

「通年クローゼット」という、衣替えをしない選択肢もあります。服の総量を減らせるなら、検討してみる価値はあるでしょう。完全な通年化が難しければ、「プチ衣替え」で最小限の入れ替えにとどめるのも一つの方法です。

家族全員分の衣替えは確かに大変ですが、分割して少しずつ進めれば、負担はぐっと軽くなります。この記事を参考に、ご家庭に合ったやり方を見つけて、すっきり整ったクローゼットで新しい季節を迎えてくださいね。

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