照明やLED電球を選ぶとき、「昼白色(ちゅうはくしょく)」と「昼光色(ちゅうこうしょく)」という表記を見て、どちらにしようか迷った経験はありませんか。名前が似ているうえに、どちらも白っぽい光なので違いがわかりにくいですよね。
結論から言うと、ふたつの差は光の色温度(青みの強さ)にあります。自然な白っぽい光が昼白色、青みがかったさえた光が昼光色です。この記事では、両者の違いと部屋ごとの選び方を、早見表つきでわかりやすく整理します。
昼白色と昼光色の違いを30秒でチェック【早見表】
まずは要点だけをつかんでおきましょう。昼白色と昼光色は、光の色の温度感(色温度)が違います。昼白色は太陽の自然光に近い白、昼光色はそれよりも青白くさえた白です。

細かい数値の前に、ざっくりした印象の違いを表にまとめました。
| 項目 | 昼白色 | 昼光色 |
|---|---|---|
| 色のイメージ | 自然な白(太陽光に近い) | 青みがかった白(さえた光) |
| 色温度の目安 | 約5,000K前後 | 約6,500K前後 |
| 明るさの体感 | やわらかく自然 | すっきり明るくシャープ |
| 向いている場所 | リビング・洗面所・キッチン | 勉強部屋・書斎・作業スペース |
結論:自然な白=昼白色/青白い白=昼光色
ひとことで覚えるなら、昼白色は「お昼の自然な太陽光のような白」、昼光色は「もう少し青みのある、はっきりした白」です。並べて比べると昼光色のほうが青白く、シャキッとした印象を受けます。

名前に「光」がつくほう(昼光色)が、より青白くて明るい印象——と覚えると混乱しにくいですよ。
色温度(ケルビン)で見る違い
光の色は「色温度」という指標であらわされ、単位はK(ケルビン)です。数値が低いほど赤っぽく暖かい光に、数値が高いほど青白い光になります。
一般的なLED照明では、昼白色は約5,000K、昼光色は約6,500Kが目安とされています。数字が大きい昼光色のほうが、より青白い光だと考えるとわかりやすいでしょう。
昼白色とは?特徴と向いている場所
昼白色は、晴れた日の昼間の自然光に近い、くせのない白い光です。色みがニュートラルなので、物の色を見たままに近い形で映してくれます。家全体で使いやすい、いわば基準になる光と言えます。
昼白色の色味・読み方
昼白色は「ちゅうはくしょく」と読みます。光の色は白に近く、青すぎず黄色すぎないのが特徴です。肌や食べ物、洋服などの色が自然に見えるため、見た目の印象をごまかしたくない場所に向いています。
昼白色がおすすめの部屋
自然な見え方を活かせる、次のような場所に昼白色は適しています。
- リビング:家族が集まる空間を、明るく自然な雰囲気に
- キッチン:料理の色や焼き加減を見分けやすい
- 洗面所・脱衣所:メイクや肌の色を自然にチェックできる
- 子ども部屋:明るすぎず、過ごしやすいバランス
どこに使うか迷ったら、まずは昼白色を選んでおけば大きく外しません。家全体の「基準の色」として覚えておくと選びやすくなります。
昼光色とは?特徴と向いている場所
昼光色は、昼白色よりも青みが強く、すっきりとさえた白い光です。空間がシャープで明るい印象になり、細かいものがくっきり見えやすくなります。集中したい場所や、はっきり見たい場所に向いています。
昼光色の色味・読み方
昼光色は「ちゅうこうしょく」と読みます。青みのある光なので、同じ明るさでも昼白色より明るく感じやすいのが特徴です。一方で、長時間過ごす空間ではややクールで落ち着きにくいと感じる人もいます。
昼光色がおすすめの部屋
頭をすっきりさせたい、細かい作業をしたい場所に昼光色は向いています。
- 勉強部屋・書斎:集中したいときのシャープな明るさ
- 仕事や作業のデスク:手元の文字や数字が見やすい
- クローゼットや収納:細かいものを探しやすい



寝室に昼光色を使うと、青白い光で目がさえてしまうことも。リラックスしたい場所には少し不向きかもしれません。
昼白色・昼光色・電球色をまとめて比較
照明の色には、昼白色・昼光色のほかに「電球色」もよく登場します。この3つを並べて整理すると、選ぶときの全体像がつかめます。
混同しやすい3つの色の違い
電球色は、ろうそくや白熱電球のようなオレンジがかった暖かい光です。色温度が低く、くつろぎたい空間に向いています。3つを暖かい順に並べると「電球色 → 昼白色 → 昼光色」となります。
| 色の種類 | 色温度の目安 | 光の印象 | 向いている場所 |
|---|---|---|---|
| 電球色 | 約3,000K | オレンジがかった暖かい光 | 寝室・くつろぎの空間 |
| 昼白色 | 約5,000K | 自然な白い光 | リビング・キッチン・洗面所 |
| 昼光色 | 約6,500K | 青白くさえた光 | 勉強部屋・作業スペース |
部屋別おすすめ早見表
家のなかの場所ごとに、どの色が合いやすいかをまとめました。あくまで一例なので、過ごし方に合わせて調整してください。
- リビング:昼白色(来客時や食事重視なら電球色も)
- 寝室:電球色(リラックス重視)
- キッチン:昼白色(料理の色を見分けやすい)
- 洗面所:昼白色(メイクや肌の確認に)
- 勉強部屋・書斎:昼光色(集中・作業向き)
- ダイニング:電球色〜昼白色(食事をおいしそうに)
迷ったときの選び方とよくある質問
最後に、選ぶときに迷いやすいポイントを整理します。「結局どっちにすればいいの?」という疑問に答えていきます。
結局どっちを選べばいい?
どちらか1つで迷ったときは、昼白色を基準に考えるのがおすすめです。自然な白い光は使う場所を選ばず、失敗が少ないためです。そのうえで、集中したい部屋だけ昼光色を選ぶ、といった足し算で考えるとまとまりやすくなります。
迷ったら昼白色を基準に。集中したい部屋は昼光色、くつろぐ部屋は電球色——この3択で考えると、家中の照明選びがぐっとシンプルになります。
同じ部屋で色を混ぜてもいい?
調光・調色に対応した照明なら、時間帯や用途で色を切り替えられるので便利です。一方、固定の電球で複数の色を1部屋に混在させると、光のムラが気になることがあります。1部屋は1つの色で統一するのが基本と考えておくとよいでしょう。
よくある質問
- 昼白色と昼光色、明るいのはどっちですか?
-
同じ消費電力(ワット数やルーメン)なら明るさそのものは大きく変わりませんが、青みのある昼光色のほうが体感では明るく・くっきり感じやすい傾向があります。
- 昼白色は目に優しいですか?
-
自然光に近い昼白色は、青白い昼光色に比べてやわらかく感じる人が多いです。ただし感じ方には個人差があり、明るさや使う時間帯にも左右されます。
- 昼白色と「白色」は同じですか?
-
厳密には別です。白色は約4,200K前後で、昼白色(約5,000K)より少し暖かい光を指します。製品表示では昼白色と白色が分けて表記されることがあります。
まとめ:昼白色と昼光色は色温度で選ぶ
昼白色と昼光色の違いは、光の色温度にあります。自然な白が昼白色、青みのある白が昼光色で、数値で言えば昼白色が約5,000K、昼光色が約6,500Kが目安です。
使い分けの基本は、家の標準を昼白色にして、集中したい部屋に昼光色、くつろぐ部屋に電球色を選ぶこと。読み方は「ちゅうはくしょく」「ちゅうこうしょく」です。光の色を意識して選ぶだけで、部屋の使い心地はぐっと快適になりますよ。








