モモンガとムササビの違いとは?5つの見分け方をやさしく解説

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森の木の上をふわりと滑空する、モモンガとムササビ。どちらも「空を飛ぶ動物」として知られていますが、いざ「何が違うの?」と聞かれると、うまく答えられない方も多いのではないでしょうか。

実はこの2種類、いちばんの違いは体の大きさにあります。モモンガは手のひらに乗るほど小さく、ムササビは猫くらいの大きさです。この記事では、大きさ・尻尾・目・滑空する姿など、見分けるポイントをやさしく整理しました。

目次

モモンガとムササビの違いを早見表でチェック

まずは両者の違いを一覧で確認しましょう。細かい説明はこのあとの見出しで解説しますが、この表を見るだけでも大まかなイメージがつかめます。

比較項目モモンガムササビ
大きさ(体長)約15〜20cm約30〜50cm
たとえ空飛ぶハンカチ空飛ぶ座布団
尻尾細めで平たい太く長い
大きくてぱっちり比較的小さめ
滑空距離約30m約100m
活動時間夜行性夜行性
ざっくり覚え方

小さいほうがモモンガ、大きいほうがムササビ。「ハンカチ」と「座布団」のサイズ感で覚えると、一発で見分けられます。

大きさで見分ける(一番わかりやすい)

モモンガとムササビを見分ける最もかんたんな方法は、体の大きさに注目することです。両者はサイズがはっきり違うため、並べれば誰でも区別できます。

木の枝にとまるモモンガの写真

モモンガは手のひらサイズ

モモンガの体長は、しっぽを除いておよそ15〜20cmほど。手のひらに乗るくらいの小ささで、体重も軽やかです。その愛らしいサイズから「空飛ぶハンカチ」と呼ばれることもあります。

日本の森にすむニホンモモンガは、とくに小柄です。丸くて大きな目とふわふわの毛が特徴で、ぬいぐるみのような見た目をしています。

ムササビは猫くらいの大きさ

いっぽうムササビは、体長が約30〜50cmと大型です。小型の猫ほどの大きさがあり、滑空する姿は迫力があります。広げた飛膜の大きさから「空飛ぶ座布団」と表現されます。

森で「思ったより大きい!」と感じたら、それはムササビの可能性が高いですよ。

尻尾・目・飛膜の見た目で見分ける

大きさの次に手がかりになるのが、尻尾・目・飛膜といった体のパーツです。近くで観察できるときは、この3つをチェックすると確実に見分けられます。

尻尾の形(平たい vs 太く長い)

尻尾は見分けの大きなポイントです。モモンガの尻尾は細めで平たく、体に比べてすっきりしています。対してムササビの尻尾は太く長く、丸みのあるボリューム感が特徴です。

ムササビは滑空するとき、この太い尻尾も舵の役割を果たします。長い尻尾がゆらりと見えたら、ムササビだと考えてよいでしょう。

目の大きさ(ぱっちり vs 小さめ)

目の印象も違います。モモンガは顔に対して目が大きく、くりっとした愛嬌のある表情です。夜の暗い森でも見えるように、大きな目へと進化したと考えられています。

ムササビの目も夜行性らしく発達していますが、モモンガほど際立って大きくは見えません。全体的に落ち着いた顔つきをしています。

飛膜のつき方

飛膜(ひまく)とは、前あしと後ろあしの間に広がる膜のことで、これを広げて滑空します。モモンガの飛膜は前あしと後ろあしの間におさまっています。

ムササビは飛膜がより広く発達し、前あし・後ろあしに加えて尻尾のつけ根あたりまでつながっています。膜が大きいぶん、長い距離を飛べるのです。

滑空・飛ぶ姿の違い

飛んでいる姿からも、両者を見分けられます。飛距離とシルエットの形に注目すると、遠くからでも判別しやすくなります。

滑空距離(約30m vs 約100m)

飛べる距離には大きな差があります。モモンガが一度に滑空できるのはおよそ30mほど。木から木へと、こまめに移動するイメージです。

ムササビは一度に約100mも滑空できるといわれます。大きな体と広い飛膜を活かし、森の中を長い距離ですべるように移動します。

飛ぶときのシルエット(四角形 vs 五角形)

滑空中の形にも違いが出ます。モモンガは尻尾が小さいため、4本のあしで飛膜を広げると四角形に近いシルエットになります。

ムササビは尻尾まで飛膜がつながっているため、4本のあし+尻尾で五角形のような形に見えます。空を見上げてシルエットを確かめるのも、面白い見分け方です。

飛ぶ姿の見分け

四角く小さく飛んでいたらモモンガ、五角形で大きく飛んでいたらムササビ。シルエットの形と大きさをセットで見るのがコツです。

生態と生息地の違い

見た目だけでなく、暮らし方にも共通点と違いがあります。どちらも夜に活動する点は同じですが、種類や分布には差があります。

どちらも夜行性

モモンガもムササビも夜行性で、日中は木のうろなどで休み、日が暮れてから活動を始めます。どちらも樹上でくらし、木の葉や芽、木の実などを食べる草食寄りの雑食です。

そのため、昼間に姿を見かけることはほとんどありません。観察するなら、日没後の時間帯が狙い目になります。

生息地と種類

ムササビは日本にすむリスの仲間で、本州・四国・九州の森に分布しています。神社の森など、大きな木のある場所で見られることがあります。

モモンガには複数の種類があり、日本のニホンモモンガのほか、ペットとして人気のフクロモモンガなど世界に広く仲間がいます。ただしフクロモモンガは、リスの仲間ではなく有袋類という別のグループです。

ペットにできるのはどっち?

結論からいうと、ペットとして飼えるのはモモンガの仲間です。ムササビは日本の野生動物で、原則として捕獲や飼育はできません。

ペットショップで見かける「モモンガ」の多くは、フクロモモンガという種類です。人になれやすい一方で、夜行性・においのケア・専用の食事など、飼うにはそれなりの知識と準備が必要になります。

「かわいいから」だけで迎えるのではなく、生態を理解してからお迎えを検討したいですね。

よくある質問

モモンガとムササビはリスの仲間ですか?

ニホンモモンガとムササビは、どちらもリス科に属するリスの仲間です。ただしペットで人気のフクロモモンガは、リスではなく有袋類という別のグループになります。

モモンガとムササビは同じ場所にいますか?

どちらも森林にすみ、生息地が重なることもあります。ただしどちらも夜行性のため、両方を同時に見かける機会はそう多くありません。

ムササビはなぜ「空飛ぶ座布団」と呼ばれるのですか?

飛膜を大きく広げて滑空する姿が、四角い座布団のように見えることが由来とされています。小さなモモンガは「空飛ぶハンカチ」と呼ばれ、対比されます。

まとめ

モモンガとムササビの違いは、覚えてしまえばシンプルです。最後にポイントを整理しておきましょう。

  • 大きさ:モモンガは手のひらサイズ、ムササビは猫くらい
  • 尻尾:モモンガは平たく細め、ムササビは太く長い
  • 滑空:モモンガは約30m、ムササビは約100m
  • シルエット:モモンガは四角形、ムササビは五角形
  • ペット:飼えるのはモモンガの仲間のみ
見分けの決め手

迷ったら、まず大きさを見てください。「ハンカチ」ならモモンガ、「座布団」ならムササビ。このサイズ感さえ押さえれば、もう間違えません。

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