椿の花言葉|色別の意味と「怖い」と言われる理由

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椿(ツバキ)の花言葉は、全般的に「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」です。ぽってりと咲く華やかな見た目とは裏腹に、しっとりと落ち着いた意味を持っています。

一方で、「椿の花言葉は怖い」「縁起が悪い」という話を耳にしたことはありませんか。この記事では、赤・白・ピンクの色別の意味から、「怖い」と言われる由来の真相、西洋(英語)の花言葉、贈り物にしてよいかまで、まとめてご紹介します。

椿全般の花言葉は「控えめな素晴らしさ」。色によって意味が変わり、「怖い」という説は後世に広まった俗説という見方が有力です。

目次

椿(ツバキ)の花言葉の基本

まずは椿全般の花言葉と、花そのものの特徴を押さえておきましょう。色別の意味も、この基本を土台にすると理解しやすくなります。

椿全般の花言葉

椿全般の花言葉は、次の3つがよく知られています。

  • 控えめな素晴らしさ
  • 気取らない優美さ
  • 謙虚な美徳

どれも、派手に自己主張はしないけれど確かな美しさがある、という椿の佇まいをよく表しています。香りがほとんどない花であることも、この「控えめ」という言葉につながったと考えられています。

椿はどんな花?

椿は日本原産のツバキ科の常緑樹で、冬から春にかけて咲く花です。寒い季節に厚みのある花を咲かせるため、古くから日本人になじみの深い植物でした。

「日本のバラ」と海外で呼ばれることもあり、つややかな葉と整った花姿が特徴です。この上品な見た目が、花言葉の世界観にも反映されています。

赤い椿の花のアップ写真(冬の庭で咲くイメージ)

椿の色別の花言葉

椿は色によって花言葉が少しずつ変わります。赤・白・ピンクのいずれも前向きな意味を持つため、贈り物の色選びの参考になります。

赤い椿の花言葉

赤い椿の花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」です。椿全般の花言葉とほぼ重なり、もっとも代表的な意味だといえます。

情熱的な赤色でありながら、意味は「控えめ」というギャップが、赤い椿らしい奥ゆかしさを感じさせます。

白い椿の花言葉

白い椿の花言葉は「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」です。色別のなかでは、もっとも「美しさ」を直球で表現した意味になっています。

純白の花びらが持つ清らかな印象が、そのまま言葉になったような花言葉です。

ピンクの椿の花言葉

ピンクの椿の花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」です。やわらかな色合いどおり、おだやかであたたかい意味が並びます。

恋愛のシーンでも使いやすく、さりげない好意を伝えたいときにぴったりの色といえるでしょう。

色別の花言葉を一覧にまとめると、次のとおりです。

主な花言葉
控えめな素晴らしさ/気取らない優美さ/謙虚な美徳
完全なる美しさ/申し分のない魅力/至上の愛らしさ
ピンク控えめな美/控えめな愛/慎み深い

椿の花言葉は「怖い」って本当?

結論からいうと、「椿の花言葉そのものが怖い」というのは正確ではありません。怖いとされるのは花言葉ではなく、花の散り方にまつわる俗説です。順番に見ていきましょう。

「首が落ちる」と言われる由来

椿は、花びらが一枚ずつ散るのではなく、花全体がそのままぽとりと落ちる品種が多い花です。この落ち方が「首が落ちる様子」を連想させるとして、かつて縁起が悪いと言われるようになりました。

特に江戸時代の武士の間では、花ごと落ちる姿が首が落ちるように見えるため、不吉だと避けられたという話が伝わっています。

実は後世の作り話という説も

ただし、この「縁起が悪い」という話には、後から広まった俗説だという見方があります。

俗説とされる理由

江戸時代に椿が町民の間で人気になった際、それを快く思わない人々が「縁起が悪い」という噂を流したという説があります。

また、「武士の首が落ちるようで不吉」という話自体が、明治時代以降に作られ広まったものだとする指摘もあります。

つまり、「椿は縁起が悪い」というイメージは、花言葉に由来するものではなく、後世に広まった話である可能性が高いのです。

本来はとても縁起のいい木

実は椿は、古くはとても縁起のよい木とされてきました。正倉院には、椿の枝で作った卯杖(うづえ/邪気をはらう杖)が納められており、霊力の高い木とみなされていたことがうかがえます。

地域によっては、正月に神様を迎えるために椿を用いる風習もありました。怖いどころか、神聖な木として大切にされてきた歴史があるのです。

「怖い花」というより、もともとは縁起物だったんですね。

椿の西洋(英語)の花言葉

椿は海外でも愛され、英語圏にも花言葉があります。日本の意味と通じる部分もあり、見比べると面白いものです。

椿全般の英語の花言葉は「admiration(敬愛・感嘆)」「perfection(完全・完璧)」です。色別では、次のような意味が知られています。

  • 赤:You’re a flame in my heart(あなたは私の胸のなかで炎のように輝く)
  • 白:adoration(愛慕・崇拝)/loveliness(愛らしさ)
  • ピンク:longing(恋しく思う)

赤い椿の「炎のように輝く」という表現は、日本の「控えめ」とは対照的で、より情熱的なニュアンスになっています。文化によって花の捉え方が変わるのが興味深いところです。

椿はプレゼントに贈っても大丈夫?

椿の花言葉はどの色も前向きで、贈り物に向いています。「縁起が悪い」という説が俗説である以上、過度に気にする必要はありません。ただし、相手やシーンによっては配慮があると安心です。

贈り物に向くシーン・配慮したいシーン

椿を贈るときの目安を整理しておきましょう。

  • 向くシーン:誕生日、お祝い、さりげない好意を伝えたいとき
  • 配慮したいシーン:お見舞い(「落ちる」を連想する花は避けられることがあるため)

気になる場合は、鉢植えではなく切り花やアレンジメントを選ぶ、ピンクのやわらかな色を選ぶといった工夫で印象がやわらぎます。相手が花言葉や縁起を気にしないタイプなら、椿の美しさを存分に楽しんでもらえます。

「落ちる」を連想させる花はお見舞いで避けられる傾向がありますが、これは椿に限った慣習ではありません。気になる場面では一言添えるか、別のシーンで贈ると安心です。

椿の花言葉に関するよくある質問

椿の花言葉でいちばん有名なものは?

「控えめな素晴らしさ」です。椿全般の花言葉として最もよく使われ、赤い椿の意味とも重なります。

椿の花言葉は本当に怖いの?

花言葉自体に怖い意味はありません。「縁起が悪い」とされるのは花の散り方にまつわる俗説で、後世に広まったという見方が有力です。

黒っぽい椿にも花言葉はある?

濃い赤の品種も基本的には赤い椿の花言葉に準じます。色の印象から「気品」を感じさせる花として親しまれています。

椿と山茶花(サザンカ)の花言葉は違う?

違います。よく似た花ですが、サザンカの花言葉は「ひたむきさ」などで、椿とは別の意味を持ちます。散り方も、サザンカは花びらが一枚ずつ散る点で異なります。

まとめ

椿の花言葉は、色を問わず「控えめな素晴らしさ」を中心とした美しい意味が並びます。「怖い」「縁起が悪い」というイメージは、花言葉そのものではなく、花の散り方にまつわる後世の俗説だと考えられています。

むしろ椿は、古くは邪気をはらう縁起のよい木として大切にされてきました。色別の意味を知れば、贈り物としても自信を持って選べるはずです。

椿は「控えめな美しさ」を象徴する花。怖いという俗説にとらわれず、色ごとの意味を楽しんでみてください。

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